セカイイチ and 小南泰葉「ぷれぜんと」

ロックバンド セカイイチが、楽曲「ぷれぜんと」を、旧知の小南泰葉さんをゲストボーカルに迎えて再録した一曲。

 

元来、小南泰葉さん自身の楽曲は作家性が強く、それがゆえにボーカルそのものに焦点を当てる機会が少なかったかなあと思うのです。

 

しゃくり、ビブラート、張るところ、抜くところ、喉の開け閉め、優しげな一面、凛とした強い表情。ほんとうに表現に満ちています。そして声そのものの魅力。僕はボーカル技術のことはわからないのだけど、本作では使用されていない裏声シャウトも含めて、専門的な評価を知りたいなあと思ったりします。

 

誰もいない山を一人で上り詰めた。みんなが登っている山ではないので、その高度に注目されることは少なかったのですが、高く高く上り詰めた。そんな人です。