映画『月極オトコトモダチ』

映画『月極オトコトモダチ』はMOOSIC LABのときに、主題歌に惹かれて観に行きました。もともと主題歌陣の、BOMIさんが好きで、入江陽さんも好きで、この時は正体不明だった長谷川白紙さんにはのちにドはまりします。その後、新宿で上映されていたので、2回目の観賞。

最初はトレンディっぽいディテールや「男女の友情は存在するのか」みたいなしょうもないテンプレに乗っかれなかったのですが、最終的には面白かったなーって映画館を出ました。

音楽映画で、恋愛映画。ここまでがパブリックイメージですが、結末は友情物語です。(だから、「男女の友情」の答えは作中に描かれているわけです。)

あまりない視点だとは思いますが、アイドル映画という見立てもできると感じました。アイドルの出てる映画ではなく、アイドルについての映画。つまり、レンタル友達を「会いに行けるアイドル」の延長線上に置くことは可能だよなあという話です。しかし、そう考えた時に主人公の行動は厄介です。その上で、示唆に富んでいるとも言えなくもない。

自分としては、主体性に欠ける主人公が苦悩しつつ結果的には友情によって成長を遂げようとする感じや、 ヤナセ(レンタル友達氏)が自らを空っぽと規定していて無私で魅力的で闇が深そうなところが、特に心に残りました。(僕は普段の恋愛対象女性ですが、ヤナセ好き〜ってなりながら観てました。)

あと、冒頭の公認会計士氏……